突然やってくる亡き父からの遺産相続

自分の母はシングルで父は私が物心つくまえに事故死したと聞いていました。それを信じてここまで生きてきました。
自分も結婚をしてそれなりに幸せに暮らしているあるとき
かわいらしい封筒に手書きの手紙が届きました。送り主の名前も住所もまったく見に覚えがありません。
不思議に思いましたが放置するわけにもいかず開けてみました。
「あなたのおとうさんが○年の○月に亡くなりました」
税理士事務所では神戸の母に確認しました。実は私が小さい頃に亡くなったというのは嘘だったようです。
遺産相続は実子にきますのでたとえどんな理由で離婚したであろうと子どもに説明するのに生きているのに「亡くなった」は使えないです。
次の一文が「つきましては遺産相続の放棄をお願いしたいのでご連絡ください」とありました。
父の存在が分かった、その瞬間に遺産相続の放棄を頼まれる。速い展開の大人の世界です。
連絡先に電話しました。
その後、結婚したという奥様でした。父のことはほどほどに話し年頃の子どもがいること、だから遺産を放棄して欲しいとのことです。
遺産というのは住居建物3軒ほどだったようです。
すでに覚えていないくらいの地域で一生で一度も行かないであろう地方の山の中でしたので当然放棄する方向で話をしました。
放棄するに当たっての手続きは区役所に行くのみで簡単でした。
私が知らない父がどういう経緯でその財産を持ったのかは良く分からないので放棄して良かったと思っています。